パリ近郊ヴェルサイユで幼馴染として育った4人で結成されたロック・バンド。2000年デビュー・アルバム『UNITED』を発表すると、ロックやソウルをエレクトロニクスを絶妙に融合させたポップ・サウンドが話題となり、エールやダフト・パンクと並び新世代パリ・シーンを代表するバンドとして一躍有名となる。
2009年に4作目のアルバムとしてリリースした『WOLFGANG AMADEUS PHOENIX』は、第52回グラミー賞で「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」を受賞、これはフレンチ・アーティストによる初の受賞だったこともあり、大きな話題となって世界的な人気を確立した。2013年、2017年とコンスタントにアルバムリリース、ここ日本にもフェスや単独で複数回来日公演を行うなど、精力的かつワールドワイドに活動を続けてきた。 バンド自身がプロデュースした 2022年リリースの最新作『ALPHA ZULU』 は、フェニックスが最も得意とする、難なくキャッチーなメロディーと革新的なプロダクションを融合させ、近年で最も愛される作品のひとつとなっている。