2011

サマソニ史上初めてヒップホップ、R＆B系のアクト（ジェイ・Z、スティーヴィー・ワンダー）がヘッドライナーを占めた前年から一転、2011年はロック系のアクトが2日間共にヘッドライナーを務めたサマソニ王道の年だったと言える。レッド・ホット・チリ・ペッパーズは意外にも同年が初サマソニにして初ヘッドライナー、そしてザ・ストロークスは8年ぶりの出演にして満を持してのヘッドライナーとなった。ストロークスを戴く東京初日のMarine Stageはリアム・ギャラガー率いるビーディ・アイ、ザ・ティン・ティンズらガレージ、インディ系のロック・アクトが集結、一方の東京2日目はレッチリ・デーに相応しくパニック！アット・ザ・ディスコ、ゼブラヘッドからマキシマム ザ ホルモンまでラウド、パンク系が勢揃いとなった。しかしこの日のサプライズだったのは何といってもX JAPAN！彼らに初の本格フェス出演となった。
インドア・ステージでは、P.I.L.やポップ・グループ、ピーター・マーフィーら70年代末〜80年代初頭のポスト・パンク、ニューウェイヴの伝説的アクトが名を連ね、彼らのアヴァンギャルド精神を受け継いだトゥー・ドア・シネマクラブやディアハンターらと共にディープに盛り上げていった。また、アヴリル・ラヴィーンや木村カエラ、Pufume、少女時代ら、洋邦ガールズ・ポップ勢の競演も話題に。
また、この年からサマソニ前日金曜深夜にソニックマニアが復活！アンダーワールドやプライマル・スクリームらがその復活に花を添えた。