2016

アンダーワールドとレディオヘッドという、UKのビッグネームがヘッドライナーを占めた2016年。アンダーワールドは意外にもサマソニ初出演で、6年ぶりの新作『Barbara Barbara, we face a shining future』を引っさげての現役感溢れるステージで観るものを圧倒した。一方のレディオヘッドは2003年以来のサマソニにして2度目のヘッドライナーで、“Creep”を含む集大成的フェス・セットを披露。なお、トム・ヨークは前年のソロ初来日から2年連続での夏の幕張となった。また、同年のMarine Stageはサカナクションや星野源、そして復活のTHE YELLOW MONKEYと、邦楽勢の勢いが目立った年でもあった。
Mountain Stageはオフスプリングやパニック！アット・ザ・ディスコのようなサマソニ王道のパンク、エモ勢に加え、マーク・ロンソンやチャーリー・プース、ペンタトニックスらポップ勢、そしてカシミア・キャットやデジタリズムらダンス勢がバランス良くエントリー。Sonic Stageではサマソニ初年度以来となるアット・ザ・ドライヴ・インの復活のステージや、レディオヘッドの裏で集客的にも大健闘してUKの世代交代をうかがわせたThe 1975のステージが話題に。また、Beach Stageのスペシャル・ゲストとしてザ・チェインスモーカーズがサマソニ初出演。ここからわずか3年でヘッドライナーまで駆け上がってしまったのだから凄い。