2001

初年度の東西会場の狭いキャパシティ問題を解消すべく、東京会場を幕張メッセ及びマリンスタジアムへと移し、大阪会場はWTCに新たにインテックス大阪も加え、現在のSUMMER SONICのベースとなるシチュエーションが築かれたのが2001年の第二回だ。特に東京会場が都内から30分の海浜幕張となったことで、交通至便な「都市型」フェスとしてのサマソニの雛型がここで早くも完成した意味は大きかった。会場のスケールアップに伴いアクト数も増え、2ステージにMAXで詰め込まれていた。べックとマリリン・マンソンをヘッドライナーにおき、スリップノット、インキュバス、ゼブラヘッドらがエントリーしたアウトドア・ステージのラウド＆オルタナティヴなラインナップと、エールとタヒチ80がトリを務め、マーキュリー・レヴ、ソウルワックス、マシュー・スウィートらが顔を揃えたインドア・ステージのエレガント＆カッティング・エッジなラインナップの対比も鮮明に、日程、ステージ毎にラインナップ＆出演順の特色を打ち出していくサマソニ・スタイルが確立された年でもある。ちなみにこの年の裏トピックは、開催直前に出演がキャンセルになってしまい、幻の初来日となったストロークスだ。