2004

SUMMER SONIC5周年の節目となったこの年、ステージは前年からさらに増えて5ステージ制となり、東京会場には海岸沿いにBEACH STAGEが誕生。また、土曜の終演後に幕張メッセが一部開放され休憩エリアになり、メッセとスタジアム間のシャトルバスの運行もスタートするなど、フェスティヴァルの環境面の改善が進んだのもこの年の特徴だ。5周年の節目に相応しく、初年度のヘッドライナーを務めたグリーン・デイがカムバックし、もう一組のヘッドライナーにはこの年の世界的にもプレミアなフェス出演となったビースティ・ボーイズが登場。5ステージ制となったことで昨年からさらに邦楽勢の強化が図られ、稲葉浩志、氣志團からTHE MADCALSULE MARKETS、ブンブンサテライツまで、よりバラエティに富んだラインナップが集結した。また、ビースティ・ボーイズの年に相応しくヒップホップ勢の活躍も目覚ましかった年で、NAS、N.E.R.D、スチャダラパー、RHYMESTERら洋邦入り混じってのサマソニの新潮流となった。もちろんSUM 41、フーバスタンク、ゼブラヘッド、そしてこれが初来日だったマイ・ケミカル・ロマンスと、グリーン・デイの年に相応しいラウド、パンク勢も豪華な顔触れだった。